アストンマーティンは本日、英国のラグジュアリー・スポーツカー・メーカーが送り出す量産型DB史上もっとも魅力的なモデル、DB9 GTを発表します。最良のDB9とは何かをテーマに設計されたニューモデルは、世界レベルのグランドツーリングとハンドメイド・エクセレンスを提供します。
2015年6月24日、ゲイドン:
アストンマーティンは本日、英国のラグジュアリー・スポーツカー・メーカーが送り出す量産型DB史上もっとも魅力的なモデル、DB9 GTを発表します。最良のDB9とは何かをテーマに設計されたニューモデルは、世界レベルのグランドツーリングとハンドメイド・エクセレンスを提供します。
いっそうの進化を遂げ、今や547PSの最高出力を発揮する6.0リッターV12エンジンを搭載するDB9 GTは、史上最強のDB9の称号とともに、今週末に英国のグッドウッド開催されるモータースポーツ・イベント、「Goodwood Festival of Speed」で公式デビューを飾ります。
アストンマーティン最高経営責任者(CEO)のDr アンディ・パーマーは、次のようにコメントしています。「2016年モデルには、DB9 GTを含めて、アストンマーティン史上もっとも魅力的なスポーツカーをラインナップし、継続的な世界的プレゼンスの強化に努めます。」
DB9 GT:色褪せないスタイルを再定義
「DB」シリーズは、1950年代の初代デビュー以来、洗練されたグランドツーリングとスリリングなスポーツカー・パフォーマンスの同義語とみなされてきました。
DB4、DB5、DB6、DB7など、名だたる名車の系譜を受け継ぐGB9 GTも、シリーズの伝統であるラグジュアリー、エキサイトメント、スタイル、先進のエンジニアリング、充実した装備を誇り、最新の研究開発によって史上最強のDB9に仕立て上げられています。
DB9 GTの新たな魅力の礎は、さらに進化を遂げた6.0リッターV12エンジンです。最高出力と最大トルクは、それぞれ547PS/6,750rpm、620Nm/5,500rpmに達します。
オールアロイ、DOHC 48バルブ、5,935ccのV12ユニットは、フロントにミッドマウントされ、同様にリアにミッドマウントされたTouchtronic II 6速トランスミッション(電子制御シフト・バイ・ワイヤーによるシフトコントロール・システム)と組み合わされます。英国のラグジュアリー・スポーツカー・メーカーが誇るDB9 GTは、0〜100km/hを4.5秒で加速し、最高速度は295km/hに達します。
4輪独立懸架ダブルウィッシュボーン・サスペンションは、正確なハンドリングを約束し、3ステージ・アダプティブ・ダンピング・システム(ADS)は、ノーマル、スポーツ、トラック(サーキット)の3種類のモードにより、非常に懐の深いダイナミックなキャラクターを実現します。
その強力なパワーは、DB9 GTのほんの一面にすぎません。DB9 GTがDB9史上最強と呼ばれるのは、重要かつ広範囲な装備の変更にも由来します。
インテリアのアップデートで特筆すべきは、AMi IIタッチセンシティブ・アストンマーティン・インフォテインメント・システムです。AMiは、アストンマーティンのフラッグシップであるVanquishとともにデビューしました。今回、AMi IIに進化し、メニュー構造が変更されたことで、よりユーザーフレンドリーなシステムになりました。
DB9 GTのAMi IIインフォテインメント・パッケージは、テキストメッセージ機能、車両ステータス情報など主要項目がアップデートされたほか、バックグラウンド・テーマを充実させてパーソナリゼーションの可能性を拡げています。
AM、FM、DAB、SDAR(米国のみ)放送に対応し、USBポート、Bluetoothオーディオ・ストリーミングをサポートするインフォテインメント・システムは、圧倒的なコネクティビティとエンターテインメントをシンプルかつ簡単な方法で提供します。
アストンマーティン製品開発ディレクターのイアン・マイナードは、新型DB9 GTについて、次のように説明します。「すでに高いレベルに達していたDB9の内容をリファインしてDB9 GTに装着する作業は、細心の注意が必要なデリケートなプロセスでした。」
「アストンマーティンのコアGTスポーツカーの洗練されたキャラクターを維持しつつ、エンジンを強化して最新鋭インフォテインメント・システムを装着するまでには、繊細な判断が必要なため、エンジニアリングチームは忍耐強く作業に取り組みました。」
「DB9 GTとして結実したこのクルマは、史上最高のDB9であり、ラグジュアリー・グランドツアラーの新基準を打ち立てたと確信しています。」

ビスポーク・ラグジュアリーを標準装備
DB9の主要な視覚的特徴を継承するDB9 GTは、ひと目見た瞬間にアストンマーティン製品であることがわかります。エクステリアやインテリアの各所のスタイリングをさらに洗練し、デザイン面でもクラスをリードする存在に仕上げられています。
控えめなGTバッジのほか、ブラック・スプリッター/ディフューザー、改良型ヘッドライト/テールライト処理、新型10スポーク20インチ・アロイホイールにより、このモデルが新型DB9 GTであることがわかります。ブラック・アルマイト仕上げのブレーキ・キャリパー、アルミニウム・フューエル・フィラーキャップに施されたGTの刻印も、DB9 GT専用品です。
パーソナリゼーションを追求したいお客様向けに、カーボンファイバー・テールランプ・インサート、サイドスカート、フロント・スプリッター、リア・ディフューザーをオプション設定する以外にも、グラファイトカラーのダイヤモンド旋削10スポーク・アロイホイールやブレーキ・キャリパーのオプションカラーも用意されています。
インテリアに目を向けると、シート・レイアウトは伝統の2+2を採用しながらも、専用「グレン・コー」フルート(溝付き)レザー表地には「GT」ロゴが施されています。イリジウム・トリムパックやアルカンターラ・ステアリングホイール(Coupeのみ)など、ニューモデルを差別化するアイテムが設定されています。
インテリア・オプションには、アイスモカまたはカッパーカプラム仕上げのセンターコンソール、デュオトーン・レザーシート、ドアインサート、ヘッドライニングや、One-77にインスピレーションを受けたステアリングホイールなども含まれます。
アストンマーティン・チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、次のようにコメントしています。「形態とプロポーションの純粋性や、しなやかでパワフルなスタンスは、DB9の真髄に従っています。これをベースとして改良を施し、世界で通用する圧倒的なアイデンティティをいっそうスタイリッシュに演出しています。」
DB9 GTは、すでに世界各国で受注を開始しています。価格は、140,000ポンド(英国)からとなっています。
VantageとRapide Sも改良
DB9 GTのデビューと平行し、アストンマーティンは、2016年モデルへの切り替えに合わせて主要なスポーツカーをアップデートし、その魅力を強化します。
スポーティなVantageラインナップとラグジュアリーなRapide S 4ドア/4シーター・スポーツカーには、豊富な新しいカラー、トリム、装備を設定しています。Vantage CoupeとRoadsterにはさらに、新タッチセンシティブ・センターコンソール・フェイシアを採用しました。

AMi IIインフォテインメント・システムは、VantageとRapide Sにも応用され、新機能のビジュアル車両ステータス・パワー/トルクメーターは、リアルタイムでエンジン出力とトルクを表示します。
パーソナリゼーションの可能性を拡大する新インテリアトリム・パックには、ビビッドレッド、ロイヤルミント、ブラックダムソン、ブロンズメタリックのニューカラーが追加されたレザーが含まれます。
強い印象を残すカリフォルニア・ポピー・インテリア・アクセントは、Vantage N430とVantage GT(米国のみ)に設定されます。ステッチカラーには、ロイヤルミント、スパイシーレッド、カッパー、ディープパープルが追加されるほか、新デザインのアロイホイールやグレン・コー・レザーも新採用されます。
Vantageのエクステリアには、シナバー・オレンジ、ウルトラマリン・ブラックの2色が新設定されます。
アストンマーティン最高経営責任者(CEO)のDr アンディ・パーマーは、既存モデルのアップグレードについて、次のように述べています。「アストンマーティン・ブランドの中核をなすスポーツカーを継続的に改良し、リファインするプロセスに終わりはありません。新型DB9 GTのデビューはもちろん、2016年モデルのVantageとRapide Sもいっそうの進化と強化を遂げています。そこには、常に前進を続けるアストンマーティンの姿が現れています。」
「アストンマーティンの世界的な存在感を強化するため、お客様には非常に広範囲な選択肢を用意し、本日発表した改良を加え、ラグジュアリー・ビスポーク・パーソナリゼーション・サービスであるQ by Aston Martinも継続的に進化させています。これによって、これまで以上にお客様のニーズにお応えできるようになるでしょう。」
T 2016年モデルの市場導入は、2015年第3四半期を予定しています。各国市場価格やオプションは、後日公表されます。